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眼瞼の形成外科

眼瞼下垂

まぶたを挙げる筋肉(挙筋)の働きが弱くなることから視野が狭くなり、おでこや眉毛に力が入ることから肩こりや頭痛の原因となることもあります。

多くの場合は筋肉を縮める手術(挙筋短縮術)で治療が可能ですが、全て挙筋短縮で治療可能なわけではありません。
皮膚の余剰量や挙筋の力の程度に応じて筋膜、糸による吊り上げ術や眉毛下皮膚切除などを行っています。治療によって視野が明るくなっただけでなく、見た目が若返った、肩こりが楽になったなどと喜ばれる方もおられます。

生まれついてまぶたの挙がりにくい先天性の眼瞼下垂は、加齢による眼瞼下垂と異なりまぶたを挙げる筋肉がほとんど働かないため挙筋短縮では解決しない症例が多いです。先天性眼瞼下垂の手術はほとんどが小児ですが、このような場合は筋膜吊り上げ術を行っています。
手術時期は7~8才ごろを目安に行いますが、小児の先天性の強度な眼瞼下垂や瞼裂狭小症では弱視を防ぐために早期に手術をする場合もあります。

内反症

いわゆる逆まつげで、角膜表面に睫毛によってキズが入り視力が下がるような場合もあります。小児期の内反症では、目と目の間の広い(目頭のヒダが強い)症例では通常の下眼瞼のみの手術では難治性であることがあります。当院ではこのような症例には内反症手術と同時に内眼角形成(いわゆる目頭切開)を行うことで再発を防いでいます。老人性内反症は通常再発しやすいですが、Wheeler法、Jones法などを症例により使い分けて手術を行っております。

外反症

顔面神経麻痺や加齢性の外反症、外傷などによるものなど様々な症例に対応しています。必要に応じて筋膜移植、軟骨移植、植皮などを組み合わせます。

眼瞼部の悪性腫瘍

眼瞼は機能的にも整容的にも重要で、再建にはデリケートな配慮が必要となります。皮弁形成や軟骨移植を組み合わせて、社会復帰に問題を生じないように手術方法を検討します。目の開け閉めが出来ること、逆まつげや外反を生じないことや左右の対称性を損なわないように心がけています。

その他眼窩底骨折、瘢痕拘縮、顔面神経麻痺の手術もおこなっております。

美容だけを目的とした重瞼術や除皺術、Buggy eyelid(いわゆる下まぶたのたるみ)など自費診療での治療は行っておりません。

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