院長挨拶

 病院長 濱上 洋
病院長 濱上 洋

長浜赤十字病院は、平成25年末に3年近くに及んだ改築工事が全て竣工いたしました。

患者さんに直接関係ある部署としては、精神科が赤十字らしく、より急性期医療を目指して100床から70床に減床して移転しました。心を病む患者さんに、やっと安全で良好な療養環境を提供できホッとしています。精神科の外来部門も増設して1階へ移設しました。またリハビリテーション科が機器を一新して移転、透析センターも増床いたしました。救命救急センターを増築して機能強化、消化器内視鏡センター・外来化学療法室を増床して新装移転いたしました。以前よりご不便をおかけしていた駐車場については、立体駐車場を建築し、出入り口に信号を整備して頂いたおかげで、全く渋滞がなくなりスムーズな出入りが可能となっています。ここは市街地にある病院ですので、原則有料とさせていただきました。ただし外来患者さんは3時間、お見舞いの方その他は1時間無料とさせて頂いております。できるだけ外来予約制を取り入れて、待ち時間の短縮に努めておりますが、複数科受診の方や当日検査の方等にはご負担をお願いすることがあり得ます。その際はご容赦願います。この一連の改築工事の竣工により、長浜赤十字病院の施設は全て耐震性を獲得し、災害拠点病院としての機能を十分に発揮できるようになりました。

さて現在日本は人口減少が始まり、超少子高齢社会が進行しつつあります。この湖北医療圏も例外ではありません。国は財政破綻を避けるため、最大の経費である社会保障費の抑制に本腰を入れています。医療費の伸びも可能な限り抑えてきます。社会が変化していく中で病院もその役割や病床の機能を変えていくことが必要となってきました。長浜赤十字病院は今まで一般病床を全て急性期病床として来ましたが、26年の病床機能報告で、救急病棟とNICUを高度急性期、8つの病棟を急性期、1つを回復期病床として届け出を行いました。回復期病床は地域包括ケア病棟で在宅医療との懸け橋としての役割を果たして参ります。湖北だけではありませんが、医師不足は改善されず、診療科内の減員や診療科そのものの休診が持続し、危機的状況が続いています。湖北医療圏内での病院間連携は少しずつ強化され、一部医療圏を超えた病病連携の模索も始まっています。医療資源を有効に利用して、外来診療においても、状態の安定した、手術を要しない患者さんは地域の診療所で治療を継続して頂く病診連携を更に強化してまいります。長浜赤十字病院の外来受診は、紹介状持参の上、必ず診療予約枠を確保して来院頂くようお願い申し上げます。

長浜赤十字病院は、5疾病(がん診療、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、精神科疾患)全てと、へき地医療を除く4事業(救急、災害、小児、周産期医療)に、これからも全力を尽くして参りますので宜しくお願いします。