精神科

研修期間

1ヶ月

研修責任者

中村 英樹

一般目標

  1. 患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立し、病歴を聴取して精神症状を把握するとともに自らの心理的な問題を処理する。
  2. 統合失調症、躁うつ病、てんかん、神経症、認知症など、疾患の概念及び病態を把握し、成因仮説を理解する。
  3. 精神・身体症状を的確に把握して診断し、適切な治療を選択し経過に応じて診断と治療を見直す。
  4. 向精神病薬の効果、副作用、薬理作用を習得し、適切な薬物の選択、副作用の把握と予防及び薬効判定を行う。
  5. 患者の心理を把握するとともに、治療者と患者の間におこる、心理相互関係を理解し適切な治療を行うとともに、家族との協力関係を構築し治療を促進する家族の潜在能力を引き出すことができる。
  6. 患者の機能の回復、自立促進、健康な地域生活維持のために種々の心理社会的療法やリハビリテーションの方策を実施し、地域精神医療・保健・福祉システムを理解する。
  7. 精神興奮状態や自殺の危険性の高い患者への対応など精神科において救急を要する事態や症状を適切に判断し対処する。
  8. 他科の依頼により患者の精神医学的診断・治療・ケアについての適切な意見を述べ、患者・医師・看護師・家族などの関係について適切な助言を行う。

行動目標

  1. 患者及び家族のニーズを身体・心理・社会・倫理的側面から把握し、病歴を聴取し、精神症状を適切に把握することが出来る。
  2. 各疾患の概念、病態、成因仮説を理解し、解剖学、神経心理学、神経生理学、神経化学、分子遺伝学などの概要について理解できる。
  3. 精神疾患の症状を把握し、従来診断及び国際診断基準(ICD-10、DSM-Ⅳ-TR)を用いた上、診断・鑑別診断ができる。
  4. 適切な治療を選択し疾患の予後予測を判断し、自傷他害の可能性の判断とその対策をたてることができる。
  5. 病態や症状の把握及び評価のためにCT、MRI、SPECT、脳波、心理検査、知能検査、脳脊髄液検査の実施及び判読ができる。
  6. 向精神病薬(抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、抗不安薬など)の症状及び疾患に対する効果・副作用・特徴を習得する。
  7. 患者とよりよい治療関係を築き支持的精神療法が施行できる。
  8. 患者の機能を高め、生活の質を向上させるような精神科リハビリテーションを実践できる。
  9. 精神運動興奮状態を呈している患者、自殺の危険性の高い患者への対応及び治療ができる。
  10. 他科からの依頼に応じ患者の精神医学的診断・治療・ケアについて適切な意見を述べることができる。
  11. 精神保健福祉法全般を理解し、特に行動制限事項について把握できる。

研修内容

  1. 予診をとり、次いで指導医の診察の診察を見学する。
  2. 指導医のもと患者を受け持ち診察にあたり、回診ないしは症例検討会で患者について症例提示し、診断及び治療について助言と指導を受ける。
  3. 各種検査について、指導医、専門技術者の指導の下、習得に必要とされる十分な件数を経験する。
  4. 神経症など個人精神療法が必要な患者を担当し、指導医より定期的に指導を受ける。
  5. デイケアなどで治療活動に参加する。
  6. 県が施行している精神科救急システムの活動を経験し、救急救命センターで精神科医としての活動を経験する。
  7. 身体科一般病棟において他科の患者の治療依頼に応じ、指導医の指導のもと治療にあたる。
  8. 精神保健指定医の措置診察を見学する。

週間スケジュール

※下記は1例であり、指導医のスケジュールにより変動があります。

午前 午後 講義
月火水木金 病棟ラウンド
デイケア
新患予診
救急診察
対診
統合失調症
気分障害
リエゾン精神医学
老年期
症状・器質精神障害

研修評価

毎日の病棟業務、診察に対する姿勢、行動を常に研修責任者、精神科スタッフ、病棟師長のコメディカルとともに相談しながら評価していく。

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