救急医療の適切な利用について

事故や急病などの場合にいつでも、どこでも、適切な医療がより早く受けられるような救急医療体制について誰もが安心して日常生活を送るための基盤としてその整備が求められています。県内には在宅当番医等による初期救急医療体制、病院群輪番制による第2次救急医療体制、救命センターによる第3次救急医療体制の体系的な整備が進んでいます。当院は第3次救急医療体制として救命センターを設置し、各医療施設や救急医療患者搬送機関との連携のもとに、脳卒中、心筋梗塞、頭部損傷などの重篤救急患者を受け入れるために24時間体制で対応しておりますが、事故や災害の態様の多様化や増加しつつある需要に対処するため第3次救急医療体制の重要性はますます高まっております。

消防庁救急救助課によると2003年の救急車の出動件数は過去最高の約483万件。1日平均1万3235件と、6,5秒に1回の割合 で出動している。搬送された人のうち、死亡、重症などの傷病者の割合は全体の48,6%。その一方で緊急性のない軽症傷病者などが51,4%を占めていることが問題点として指摘されております。緊急性の高い患者さんを少しでも早く搬送し治療するためにも、症状が軽い場合はご自分で最寄の医院や病院へ行かれたり、又、体の調子がおかしいかなと思ったら、早めに診察を受けるなど、救急車の適正な利用と緊急性の高い患者さんへの救命処置に対するご理解とご協力をお願いいたします。